dongbakaのブログ

30歳独身海外在住女子。 38歳までに貯金5000万円を貯めて、海外でフリーランスを目指す! 2015年からシンガポールに来て、仕事をしています。昔から「普通の女子」と自分の考え方の違いを感じてきました。もし、同じ考え方を持っている人がいたら、嬉しいです。

人脈づくりにためのリコネクト アダム・グラントのGIVE & TAKEから学ぶ

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三年前にシンガポールに移住してから、それまで親しかった友達とはずっと疎遠になっていた。むしろ、ほとんどの友達には何も言わず、日本を飛び出した。当時の自分も色々と心理状況が複雑だったため、友達をSNSからも削除し、今までの人間関係を遮断して、全く新しい人間関係を作りたいと思い、自分の事を誰も知らない、シンガポールでの生活を始めた。

今思うと、あの時の自分は異常だったと思う。あんなに一緒にバカな事して、笑いあって、助けてくれた友達に対して、いきなり連絡を絶ってしまって、本当に申し訳ないという気持ちで三年間を過ごしてきた。だから、一時帰国をした時には、そのような友達には会う事が出来なかった。どこかで後ろめたさを感じていたが、シンガポールにいる間はそのような過去も、特に気にせずに、新しいコミュニティの中で自分らしく生活をしていた。

今回、日本に帰国する事が決定して、「そういえば、友達が全然いない」という事に気が付いた。友達といえば、以前シンガポールで知り合って、日本に今MBA留学をしている台湾人1人、言語交換のパートナーの台湾人1人、日本で博士課程中のシンガポール人1人、それぐらいしかいなかった。だから、「新しい人と出会って、新しいネットワークを作りたい」とずっと意気込んでいた。

実際に日本に来てみて、イベントなどに参加をしてみた。大抵の場合、隣に座った人と、「仕事はなにしているんですか」そんな上辺だけの話をして、名刺交換だけして、その後は連絡を取る事もない。共通の話題、興味がない中で、友達を作るのって難しいと思った。自分には半年しかない。この短期間の中で、一から人間関係を築ける可能性はかなり低いという考えに至った

少し前にメンタリストでお馴染みのDAIGO様(自分は神様だと思っている)の言っていた事を思い出した。それはリコネクト(re-connect)」という概念。ビジネススクール「ウォートン校」の終身教授であるアダム・グラント(Adam Grant)が提唱する概念である「休眠状態のつながりの方が、より多くの新しい情報をもたらす。年を取れば取るほど、休眠状態のつながりはますます増えていき、また、さらに貴重なものになっていく」という事だ。

この三年間で自分の人生が劇的に変化した。三年間、誰とも連絡を取ってなかった友達も、この三年間でかなり変わったに違いない。今、また再開したら、きっと「初めまして状態」だろうな、などと考えていたらワクワクしてきた。

昔の友達に連絡を取ってみた

三年間、後ろめたさを感じていた友達にFACE BOOKでメッセージを出した。今まで連絡が出来ずに日本を出た事への謝罪と、良かったら会って欲しいという内容のメッセージだ。結構長い時間をかけて考えて、意を決して送った文章。数時間後、それぞれの友達からすぐに返信が来た。「おー愛しの〇〇(自分の名前)!元気?」、「突然消えたから死んだかと思った笑」、「いきなり連絡取らないのもお前らしいな笑!」。自分が思っているほど深刻な事態ではなかったんだなと気づいた。むしろ、一瞬にして、あの頃の関係性に戻れるものなんだなと思った。

久々に再開した友達は、転職したり、昇格したり、人生もすっかり変わっていて、あの頃に比べて成長したなとしみじみ感じた。何よりも、「元々信頼関係が築かれているから、一から人間関係を築く必要がなく、新しい情報だけを上書きできる」事が、リコネクトのいいところだと思った。自分はこれを「リコネクトプロジェクト」と名付けた。日本に滞在する残り四か月、このプロジェクトを進めていきたい。

ギバー(Giver)になる事で成功する

このリコネクトの概念を書いたアダム・グラント(Adam Grant)氏の本、「GIVE & TAKE」を読んだ。ずっと読みたかった本で、日本でやっと読むことが出来て感動。かなりお勧めの本。

人間の「相互関係には、基本的にギバー、テイカー、そしてマッチャーの三タイプがある」という。
ギバー(Giver):他人を中心に考え、相手が何を求めているかに注意を払う
イカー(Taker):自分を中心に考え、真っ先に自分の利益を優先させる
マッチャー(Matcher):与えることと受け取る事のバランスをとろうとする

アメリカで成功しているCEOや政治家などの性格を分析した結果、Giverが多いという事が分かったという。Giverは他人を助けた事で、その人からの恩返しがあるかどうかという事は考えない。しかし、結果として、いいビジネスチャンスや、報酬が自分に返ってくるという事。「情けは人のためならず」ということわざがあるように「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる」のである(自分はこのことわざの本当の意味を逆の意味だと勘違いしていた)。

以前の自分は、テイカー(TAKER)またはマッチャー(Matcher)の気質が強かったと思う。自分が今回日本に来る前に「新しい人と出会って、新しいネットワークを作りたい」とずっと意気込んでいたのも、「新しい人脈から知識や経験を得たい」という思考が強かったように思う。

元々自分は合理的に考える思考の癖がある。例えば、留学時代にフランス人の彼氏が出来たという日本人の後輩がいた。自分がとっさに言った一言は「いいじゃん!フランス語教えてもらえるね!」だった。その時の彼女の反応が衝撃的で今でも覚えている。「損得でしか物事を考えないんですね。男みたい!」彼女の発言はかなり的を得ていて、今となっては納得する。

実際、「相手から何かを得ようとしている人」というのは話していてわかるものである。そして、そのようなテイカーは、目的が果たせないと分かるとサッサといなくなってしまう。また、テイカーは「自分に全く利益をもたらさない人間をどう扱うかで、その人がどんな人間かがよくわかる」のである。店員などに冷たい態度を取る人はまさにそうだ。マッチャーは一見、問題がないように見えるが、「受け取る事を期待して与える場合、助けてくれそうな人にだけ与える」ため、テイカーと似た部分があるのだ。

ゆるいコミュニケーション

自分はビジネスにおいて、マッチャー(Matcher)になりがちである。外資系で働いているという事もあり、周りの同僚を見ても、自己主張をする人が多い。前の日系企業だったら絶対にありえないが、今の会社では「自分は会社にこれだけ貢献しているんだから、〇〇してほしい」などの交渉を持ち掛けた事もある。長期的にはこのような方法は、会社との関係を崩しかねないかもしれない。Adam Grant氏が提唱するビジネス上でギバーになるための具体的な方法として「ゆるいコミュニケーション」がある。ビジネスで成功しているギバーは交渉時間にかなりの時間を費やして「相手側の視点」を理解しようとしていることが分かったのだという。また、周囲の人々に有能だと認められている人が、弱みを見せたり、控えめな話し方をすると、逆に好感度があがるのだ。これを「プラットフォーム効果」という。

「心の筋肉」を鍛える

今までのマッチャーの自分だったら、「こんなに与えるのに、どうして。。。?」などと考える事があった。ギバーは「100m走ではなく、フルマラソン」。ラソン好きな自分にはとてもしっくり来た言葉。自分の思考、感情、振る舞いをコントロールする事で心の筋肉を鍛えたい。そして他社志向のギバーになる事で、本当に助けが必要な時に頼る事が出来るようなサポートネットワークを築きたい。

残り四が月、日本での人間関係で「与えられる人」になる!!