dongbakaのブログ

30歳独身海外在住女子。 38歳までに貯金5000万円を貯めて、海外でフリーランスを目指す! 2015年からシンガポールに来て、仕事をしています。昔から「普通の女子」と自分の考え方の違いを感じてきました。もし、同じ考え方を持っている人がいたら、嬉しいです。

宗教がなくても、ビジネスで成功しなくても、人は悟る事ができるのだと思った出来事。

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前回の続き!

先週の週末にもう一つ新しいボランティアに参加した。センターで日用品、米などの食料を受け取って、人工透析患者の家に届けるというものだ。実際にボランティアをするまでは、「どうして、日用品を自分で買う事が出来ないんだろう?一緒に暮らしている家族は?」などと考えていた。

でも、実際に患者の家に行ってみると、理由がわかった。トイレットペーパーや洗剤、石鹸などを持って、患者の家に着いた。電話をすると、元気そうに入り口まで迎えに来てくれた。とてもフレンドリーなシンガポール人の男性の方だ。

住んでいる家に着くと、そこはベッドと冷蔵庫と机がギリギリ入るぐらいの、2畳ぐらいの部屋だった。シンガポールに、こうゆう家がある事に正直驚いた。男性は、人工透析センターに近いこの家で一人で暮らしているという。

中には入るスペースがないので、廊下で立ち話をした。治療費のためにお金がなくなり、人工透析の治療があるのでフルタイムの仕事はないという話、以前は自分のビジネスがあったが、それももう辞めてしまった話など、色々聞かせてくれた。話の終わりに何回か「so, what to do」(もう、どうしようもないよね)と言っていた。

「家族」という言葉が一回も出て来ない事が気になったが、最後まで聞かなかった。

「長生きはしたくない。もう十分長く生きたからね。君はまだ若いから、健康には気をつけるんだよ。来てくれてありがとう。」

と言ってくれた。ネガティヴな事を言いながらも、人生を諦めたというよりも、「成るように成る」と考えている印象だった。自分がこの男性の立場だったら、健康的な他人に対して、こんなに優しい言葉をかけられるかな?

こういう考え方になれる人の事を「悟っている」と言うのではないかと思った。自分に対して悲観的にならない。人に対して嫉妬しない。してもらった事に感謝をする。人生は成るように成ると考える。

元フジテレビアナウンサーが以前、人工透析患者に対して、ブログに「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!」と書き、大炎上したのを思い出した。


医者の言ったことを守らずに、不摂生な生活をしたことで病気になったのだから自業自得だ、という意図の発言らしい。患者本人や、支えている家族の気持ちを考えていない、許しがたい発言だと思う。

そもそも不摂生な生活だけが理由ではない。遺伝の可能性もある。それに、不摂生な生活を送る事になったのにも理由は人それぞれでしょう。今回、家まで配達を行なった男性も、不摂生な生活をしたくて、病気になってしまったのではないと思う。昔はかなり運動をしていて、食事にも気をつけていたと言っていた。詳しい理由はわからないがけれども、何か生活スタイルを変えるような出来事があったに違いない。

人間誰だって落ち込んだり、ストレスが大きい時に、好きなものを食べて気持ちを落ち着かせたくなる事があるだろう。また、日本の文化だったら、飲み会を断れず、朝まで飲むことだってよくあるだろう。そう言ったそれぞれの理由を一括りに「自業自得」とするのは、どうかと思う。。。

色々と考えさせる週末だった。日本語を教える以外に、シンガポールの社会ために何か恩返しをする事が出来る事が嬉しく思う。この活動を続けていこう。

さて、いよいよバリ!